当クリニックについて

ご挨拶

神奈川歯科大学附属横浜研修センター・横浜クリニック 院長写真

20年の軌跡と、次世代へ繋ぐ誠実な医療

横浜の地で20年。積み重ねた経験と、未来へ繋ぐ「対話」を大切に

神奈川歯科大学横浜クリニックのホームページをご覧いただき、誠にありがとうございます。日頃より当院に多大なご支援を受け賜わっておりますことを心より御礼申し上げます。

私はこの横浜の地で、当クリニックの歯科医師として歩み始めてから、早いもので20年という歳月が流れました。この度、院長という重責を担うにあたり、長年私を支えてくださった地域の皆様、そして共に歩んできたスタッフへの感謝を胸に、改めて当クリニックの目指すべき姿をお伝えしたいと思います。

大学病院という組織の「宿命」と、私の役割

一般的に、大学病院という組織は「若手医師の育成の場」としての側面もあり、数年単位で職員や担当医が入れ替わることが少なくありません。患者様からすれば、「せっかく信頼関係が築けたのに」という不安や、組織の流動性に戸惑いを感じられることもあるでしょう。

しかし、私はあえてこの場所で、20年という月日を皆様と共に過ごしてきました。私が20年前から直接担当し続けている患者様もいれば、現在は後輩の医師に引き継ぎ、私が一歩引いた立場で全体をフォローさせていただいている患者様もいらっしゃいます。

担当が変わったとしても、その方の「お口の歴史」を体験している私が、常に後ろで控えている。スタッフの入れ替わりがある組織だからこそ、私は「変わらずここに居続ける柱」でありたいと考えています。その一貫性こそが、当クリニックが提供すべき最大の安心感であると信じています。

20年の歩みの中で学んだ「正解」の形

この20年、私は膨大な数の症例と向き合ってまいりました。その中には、当時の最新技術を駆使し、機能的にも審美的にも「正解」と呼べる治療を提供できた自負もあります。しかし、一方で、歳月を経て振り返ったとき「果たしてあの選択が、あの時の患者様にとっての唯一の正解だったのだろうか」と、自問自答する瞬間も正直に申し上げて、ございます。

歯科医療に絶対の正解は存在しないのかもしれません。20年という時間は、私に「技術の誇示」ではなく、「患者様の人生の変遷に寄り添う覚悟」を教えてくれました。過去の選択が最善であったかは、10年後、20年後の患者様の笑顔が決めるものです。だからこそ私は、常に謙虚に、そして誠実に、その時々の最善を模索し続けたいと思います。

未来の歯科医療を育むための「お願い」

当クリニックは大学附属病院として、もう一つの重要な使命を担っています。それは「臨床研究」を通じた医学の発展と、「研修医や学生」の育成です。

診療の際、明日の歯科医療を担う研修医が処置に当たらせていただいたり、学生が同席させていただいたり、あるいは臨床研究へのご協力をお願いしたりすることがございます。これらは時に、患者様にとってお手間やご負担、あるいは「我慢」を強いる形になってしまうかもしれません。

しかし、皆様の温かなご理解とご協力こそが、未来のより良い歯科医療を創るための唯一の糧となります。皆様に支えられ、現場で生きた経験を積ませていただくことで、次の20年を担う良質な歯科医師が生まれる。その過程を、横浜クリニック全職員で一丸となって指導・監督し、安全で質の高い医療を担保して参ります。

「変わらない場所」であり続けるために

医療技術や設備は、時代と共に最新のものへとアップデートし続けます。しかし、患者様を迎え入れる私たちの志や、いつでも慣れ親しんだ顔ぶれが温かく迎える安心感だけは、変えてはならないものだと考えています。

「あの先生が見守ってくれているなら安心だ」 そう思っていただける場所であり続けるために。20年前から変わらぬ情熱と、20年で培った経験、そして「完璧ではないかもしれないが、常に誠実でありたい」という願いを込めて、皆様の健やかな毎日を末永く支えてまいります。

令和8年4月吉日

神奈川歯科大学附属横浜研修センター・横浜クリニック
院長 鎌田要平

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